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上海の小学校で英語の期末試験を禁止 ニューヨークタイムズの記事より

www.nytimes.com

 

以前から気になっていたニュースです。

今回、ニューヨークタイムズの原文を見つけたのでリンクを貼りました。

一番下には、日本語に訳されている記事もあったので貼っておきます。

最初は頑張って英文を読んでいたのですが、なかなか時間がかかって、結局日本語訳に逃げてしましました。反省です。

 

上海の小学校で英語の期末テストが禁止 なぜ

上海の小学生の学習負担の軽減が理由とのこと。

俄かに信じがたい理由です。

最近では、学習塾も規制が厳しくなり、人気の英語学習に圧力がかかっているとのこと。

 

今の世界の共通言語というと、英語だと思うので、長期的に見たときに中国の国際的な経済力・発信力にマイナス作用を及ぼすと素人考えでは感じます。

もし、中国の経済発展が米国を追い抜き、世界の共通言語が中国語に置き換ったのなら一定理解できますが、今ではないし、時期早々ではないですかね。

 

実際の理由は、ほぼ政治的な思惑でしょうが、最近、中国の動きが今までとあまりに違うので驚きです。

中国って、私が思っていたのは、かなり合理主義な国というイメージ。本来の考え方として相対する資本主義を取り入れたハイブリット社会主義で一気に経済力をつけた国という感じ。

 

一党独裁といわれる体制は、民主主義的な幅広い自由はないものの、トップダウンで一気に物事を進められるスピード感が売りで他国ではなかなかできないことを、やってしまう力を持っています。

この勢いが正しい方向に進んだ時のパワーはすごい力を生むんですが、今回の決定は、悪い方に舵を取ったのではないか!!というのが私の印象です。

 

日本も戦時中は英語を敵性語としていた

日本も英語を敵性語といって嫌ってた時期がありました。戦時中ですね。

国が禁止したというよりは、マスコミとか民間から発生した流れという解釈らしいですが、今、中国がしようとしていることと似ているような気がします。

www.afpbb.com

【12月27日 AFP】中国国内の出版物の認可・管理を行う国家新聞出版総署(General Administration of Press and Publication)がこのほど、中国語の新聞、書籍、ウェブサイトなどで外国語を使用することを禁じる通達を出した。

 20日に当局ウェブサイトに掲示された通達によると、中国語の文章の中に英語やアルファベットの略語が使用される頻度が年々増しており、こうした「言葉の乱用」が混乱の元となっているためという。 ※上記記事から引用しています。

 

英語学習者として思うこと

英語を学習して英語が習得できれば、世界中の色々な情報に直接触れることができ、自分の世界が広がるはずと思っています。

日本語で翻訳された文章も、映画字幕も、日本語に置き換えることで若干のニュアンスの差や情報量が失われているように感じています。

なのでやっぱり、今回の中国の施策は、おかしい   はず。

英語を遮断することで、中国語の媒体のみにして人の思想をコントロールすることが簡単になるのかもしれませんが。。。

それがどれだけのメリットなのか、デメリットのほうが大きいのではと思います。

 

自分のブログに政治的な記事を載せたくないと思っているのですが、今回は英語を学習している身として、衝撃的過ぎたので書いてみました。

皆さんはどう思われますか。

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