英語の音変化について
私がリスニングでいつも混乱してしまうのが、英語の音が変わるときです。
日本語も音の変化はありますが、それより多く、言葉自体が変化してしまうことはない気がします。
覚えた単語がリスニングでは音が変わって単語として認識できない、また違う単語と間違えてしまい誤答してしまうことが多々あります。
そもそも音の変化についてしっかりと学校で習っていなかったと思うので、英語の音がこんなにも変わるのだと知ったのは大人になって英語学習を再開してからです。
そんな中でYouTubeで参考になる動画がありましたので紹介します。
英語が聞き取れるようになる 7つのポイント
ニック式英会話というYouTubeチャンネルがポイントごとに分かりやすく解説されていたので参考にしています。動画は前後編にわかれています。
Point 1 Tの音変化
Tの発音は、日本人が思うタ行の音と考えると違う音に感じてしまうそうです。
タよりDに近い音になり、例えばmeeting は日本ではミーティングというのが一般的ですが、英語ではミーディng となります。
ただし、軽く発音する場合は、Dではなく日本語のラに近い音になるそうです。
ミーリngという感じです。
どちらも聞いたことありますよね。
他にも
get up → ゲダッp → ゲラッp
この変化は無意識のうちに習得していました。
ただなぜか学生時代は不思議に思わなかった。全然音が違うのに。
eat out → イーラウッ
at a party → アラパーリー
Tはラになること多いですよね。
英語の多くはカタカタ英語として日本語に取り入れられているものも多いので、日本語の癖が抜けないまま英語で発音してしまうことは良くあります。なので外国人には全然通じなかったりしますね。
Point 2 寸止め
子音で終わると発音はせずに、その口になって終わる。(P.T.D.G.Kに多い)
難しいですね。音は出さないのに口は、発音直前で止める。日本語ではあまり聞かない発音ですよね。
Up → U + Pの口で音は出さない。
Good → グッ + Dの口で音無し
Get → ゲッ + Tの口で音無し
確かにGOODやGETをリスニングで聞くときにDやTが聞こえないことありますよね。これは聞き取れないではなくて、そもそも音がなっていないからということです。
ただし、この寸止めは、次のポイントである連結につながっていきますのでとても重要です。
Point 3 連結
子音の後に母音が続くと音がつながる。
例えば
Stop it → Sto pi → ストッピ
Get up → Ge tu → ゲッ タッ
※tu は普通ツと発音しますが upはʌpと発音されるので つながるとtʌ でタとなります。
good idea → グッ ダイディア
make up → メイ カッ
※語尾のeは消えることが多く、この場合はkとuがくっつく
good だけだとdの音は口の形だけで音は出さなかったのですが、後ろが母音になることで音が出ます。なので口の形だけで音がでないのは、次の単語の準備のために重要な役割をしているということです。
複雑になると
make up again → ma ku(a) pagain → メイカパゲイン
look at it → loo ka t(r)i → ルッ カ リ
これを瞬時に判断するのは、難しそうです。
Point 4 音がくっつく
これは連結とは違い、2つの音が一つになるという現象です。 個人的には連結よりは分かりやすいです。
例えば、
get together → getogether
good day → gooday
同じ音は一緒になる。二回発音しなくてよい。
似ている音も前後でくっつきます。
例えば
sit down → si(t)down
※dはtの濁らせた音なので発音の仕方が似ています。なので似ている音となります。
文字の形は全然違うのにややこしいですね。
look good → loo(k)good
Point 5 脱落
子音と子音が並ぶとき、手前の子音が脱落(無くなる)。
例えば
could go → coul go → クッゴゥ
I've been → I been → アイッビーン
give me → gi me → ギミ
また、Tはよく脱落するため
例えば
it's not like → イッツ ナ ライク
子音+子音以外にも
went out → ウェナウッ 母音+母音でも脱落してしまう。
とても難解なので慣れるしかないのかもしれません。
最後に
ホントに動画を見ると分かりやすく説明されていて、頭の中がすっきりした感じになります。ニックさんの日本語も完璧でどうやって、ここまで言語をマスターしたのかとても気になります。
動画の最初にニックさんが、とにかく音になれること、そのためには自分で発音することが大切だという話がありました。
声に出して英文を読むくせを付けて、英語の音変化についていけるように頑張りたいと思います。